現在シングルの私ですが、結婚していた頃は夫の仕事の都合で縁もゆかりもない地方都市で暮らしていました。

相談相手がいないモラハラはつらすぎる・・

私は出産と夫の転勤が重なって仕事をやめたため、昼間は子供と二人きり。
モラハラ夫から毎日のように心無い言葉を投げつけられながら、悩みを相談できる相手も近くにおらず、どんどん精神的に不安定になっていきました。

親世代にとって離婚は「一家の恥」?

古風で厳格な両親に相談しても、「離婚は一家の恥」「あなたの我慢が足りない」「外で働く夫を立てて気持ちよく過ごしてもらうのが賢い妻」と、理解してもらえません。

夫は社会的地位や収入も比較的高く、一般に離婚原因となる「暴力、お酒、女性関係、ギャンブル」とも無縁。外面も悪くないため、親も安心して「永久就職(←死後!)」のつもりで嫁がせたのに、受け入れられなかったのでしょう。
「嫁としての我慢が足りない」とお説教されるばかりで、なかなか理解してもらえません。

「離婚レベル」の悩みか否か

私自身も日々つらくてたまらない一方で、「夫のこの言動は離婚を考えていいレベルか」判断がつかず本当に悩みました。
(10年ほど前は「モラハラ」という言葉も今ほど一般的ではありませんでした。)

また、自分には深刻な悩みでも子供の人生を考えると、「私が我慢すれば子供に両親が揃う」と思うと離婚に踏み切れなくて、でも苦しくて・・。

そんなとき私の背中を押してくれたのは、友人が紹介してくれた離婚に詳しい弁護士の方の言葉です。

「よく我慢しましたね。私なら半日で離婚します。

その言葉に、ほっとして涙がでそうになりました。
「離婚したいと思っていいんだ」「この生活から逃げていいんだ」と・・

誤解してほしくないのですが、決して離婚を勧めるわけではありません。
離婚は失うものもたくさんありますし、家族にも大変な影響があります。
離婚後の生活も、一人での子育ても容易ではありません。

それでも、私はこのひと言に救われました。
ここで腹を括って前進しようと決めたので、笑顔のいまがあります^^

家庭内のモラハラは外から見えづらいです。
真面目な人、周囲に気を遣う人、我慢強い人、そういう人は特に悩みを周囲に相談できずに苦しみます。

そんな方は、きっとネットでいろいろな情報を探しますよね。私も探しまくりました。

でも、なかなか自分と全く同じ状況!同じ悩み!という事例が見つけられなくて・・。
(具体的には、夫と無職の私の収入格差が親権にどう影響するか、外面がよくモラハラ以外に瑕疵のない夫が離婚に同意しない場合に離婚可能か、離婚成立にかかる期間等、しっくりくる答えを見つけられませんでした。)

単発相談が便利です。※継続利用は熟慮!

そんなとき、ぜひ一度第三者に相談してみてください。

まず検討すべきは「法テラス」です。
「法テラス」は、国が設置している「法的トラブル解決のための機関」です。
収入や資産が一定額以下の方の場合には、無料で法律相談も可能です。(1案件につき30分3回まで)

弁護士事務所、一般人も出入り可でした!笑

ちなみに、私はたまたま親友の友人の知人(遠い!)に離婚に詳しい弁護士がいたのでその方に相談することができました。
弁護士事務所、敷居高いですよね、、人生でお世話になることはない、と思っていた場所です。
初回1時間無料で相談させてもらいましたが、事前に聞きたいことを書き出していたので、時間内に疑問はすべて解決することができました。

その弁護士の方がとても優秀で親身に簡潔に答えてくれた、というのも大きいと思いますが、とにかく大切なのは「事前準備」です!

その先生には本当に感謝していて、後日離婚成立後にも事務所に伺って気持ち程度の謝礼をお渡しして報告をさせてもらいました。
(その際の私の晴れやかさが尋常でなかったらしく、初回相談時とのギャップを笑われてましたが・・)

法テラスではなく、一般の法律事務所の初回相談は、「離婚 相談 弁護士」等とネット検索すれば、「初回○分無料(もしくは30分5,000円等)」の情報がたくさん見つかるはずです。
ポイントは、とにかく「離婚に詳しい弁護士」を探すことです。
(私は最初に自治体の無料法律相談窓口に行きましたが、その日の当番は戦争犯罪を専門とする学者肌の弁護士さんでした・・)

なお、ご承知とは思いますが、弁護士事務所が初回相談を格安で受けるのは、「相談者が将来の見込み客」だからです。営業トークに乗せられて意図しない離婚に突き進んだり、望まない契約をしてしまわないように、十分にご注意くださいね。
(良き先生との出会いがあり力になってもらうのは◎!ですが、お高いですよっ!!)

最後に・・

大丈夫、つらかったら逃げていいんです^^

これを読んでくださった皆さまに、笑顔でハッピーな日々がおとずれますように☆